デル、拡張可能なLTO3対応テープライブラリ「PowerVault ML6000」を発売

デルは1月11日より、環境に応じて拡張が可能なLTO3対応テープライブラリ「PowerVault ML6000」の販売を開始した。

» 2006年01月11日 14時40分 公開
[ITmedia]

 デルは1月11日より、環境に応じて拡張が可能なLTOテープライブラリの新製品「PowerVault ML6000」の販売を開始した。

 PowerVault ML6000は、現行の「PowerVault 136T」の後継製品に当たるテープライブラリ。14.4TBから、最大で404スロット/161.6TB(データ非圧縮時)まで拡張が可能で、企業の部門/部署単位のシステムから基幹系システムまでを広く対象としている。

 1ドライブ当たり毎秒80MBでのデータ転送が可能なLTO3を採用することで、バックアップ/リストに要する時間を短縮できる点がメリットだ。また、SCSIおよびファイバチャネルの両インタフェースもサポートしている。今後は、iSCSIやSAS(Serial Attached SCSI)のサポートも予定されている。

 コントロールモジュールには、5Uサイズで36スロット対応の「ML6010 CM」と14Uサイズで最大128スロット搭載の「ML6020 CM」の2種類がある。これに、今後提供予定の拡張スロット「ML6000 EM」を組み合わせることで、エントリレベルからミッションクリティカルなシステムまでをカバーする。

 製品には標準で「当日4時間プラス対応オンサイト保守サービス」が提供されるほか、専用のリモート管理カードとWebベースの管理ツールを通じて一元的な管理が可能。さらに、パーツレベルで故障を特定できるアーキテクチャやテープドライブのホットスワップ対応により可用性と保守性を高めている。

 価格は、ML6010 CMが230万5275円から、ML6020 CMは344万4210円から。

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