有害サイトを瞬時に自動評価、ブルーコートがURLフィルタリングDBを提供

ブルーコートシステムズはURLフィルタリングサービス「Blue Coat Web Filter」をリリースした。同社のプロキシゲートウェイ型アプライアンス「Proxy SGシリーズ」で利用が可能。

» 2006年01月12日 12時07分 公開
[ITmedia]

 ブルーコートシステムズはURLフィルタリングデータベース「Blue Coat Web Filter」の販売を開始した。900万件のWebサイトを分類したデータベースをASP方式で利用するサービスで、同社のプロキシゲートウェイ「Proxy SGシリーズ」でサポートされる。

 Blue Coat Web Filterでは、新規のWebサイトを自動評価・分類するDRTR(Dynamic Real Time Rating)と呼ばれる技術を採用した。一般的なフィルタリングソフトでは人間の判断に基づいてWebサイトの内容を分類しデータベースを構築するが、DRTRでは新しいサイトに含まれる単語、そこからリンクするサイトの内容から有害性を自動的に判別することができる。これにより、サイトの評価に要する時間は200ミリ秒以下と、人手で行う場合に比べWebコンテンツの管理負荷が大幅に低減できるとしている。

 Blue Coat Web Filterは58のカテゴリに分類され、好ましくないサイトやP2Pによるファイル共有のトラフィック、パフォーマンスの状況など60以上の定義済みリポートを利用可能。現在、1日あたり6000件以上のサイトが新たに分類・追加されている。価格はオープンプライス。

 Proxy SGでは、Blue Coat Web Filterに加え、9つのサードパーティ製のURLフィルタリングデータベースに対応。デジタルアーツの日本語対応i-FILTERやWebsence Enterprise v6.1、Optenet Web Filterもサポートする。

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