「企業市民活動」としてのマイクロソフトカップ開催の効果

マイクロソフトが協賛しているラグビートーナメント「マイクロソフトカップ」の前夜祭が行われた。

» 2006年01月13日 13時46分 公開
[ITmedia]

 財団法人日本ラグビーフットボール協会は1月12日、ジャパンラグビートップリーグの上位8チームによるトーナメント「マイクロソフトカップ」の前夜祭を都内のホテルで開催した。3回目の開催となり、いずれもマイクロソフトが特別協賛している。この日は、組み合わせ抽選会が行われる一方で、会場内にXBOX360の体験エリア、Visioスコアシートブースなども設けられた。

 同社は、「企業市民活動」の実施をミッションとして掲げており、今回の特別協賛もその一環という。だが、実際には、「ラグビーを通じて日本の主要企業と良好な関係を構築できる」(マイクロソフト広報担当)ことも重視しているようだ。

 主催者の代表として、日本ラグビーフットボール協会会長で元首相の森喜朗氏があいさつ。会場には、サントリーの佐治信忠社長など、実業界のトップの姿も多く見られた。その後、壇上では、マイクロソフトのダレン・ヒューストン社長が、前回優勝の東芝府中からのマイクロソフトカップ返還式を行った。

テレビのインタビューに応えるダレン・ヒューストン社長

 大会に参加したのは、東芝府中ブレイブルーパス、三洋電機ワイルドナイツ、NECグリーンロケッツ、トヨタ自動車ヴェルブリッツ、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、サントリーサンゴリアス、ヤマハ発動機ジュビロ、クボタスピアーズの計8チーム。ほとんどがマイクロソフト製品のユーザーという。この日行われた抽選の結果、東芝府中と神戸製鋼、トヨタとNECなど、強豪同士が1回戦で試合をすることが決まった。

抽選会が行われた

 2006年マイクロソフトは、5年ぶりのPC向けOSとなるWindows VISTAや、Officeの新バージョン、CRM製品、また、昨年末にリリースされたSQL Server 2005など、さまざまな製品展開が予定されている。ラグビーをはじめ、さまざまな企業市民活動も併せて、有利なビジネス展開方法を模索している。

 なお、同大会の1回戦は1月22日に秩父宮と花園でそれぞれ2試合、準決勝は1月29日に同1試合ずつ、決勝は2月5日に秩父宮で行われる。

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