NTT東、ひかり電話でIVRを可能に

NTT東日本は「ひかり電話ビジネスタイプ」において、発信者からの通話をIVRを通じて複数の拠点に振り分けるオプションサービスを開始した。

» 2006年01月16日 17時47分 公開
[ITmedia]

 NTT東日本は法人向けIP電話サービス「ひかり電話ビジネスタイプ」において、音声認識による着信振り分けが可能になるオプションサービス「音声認識型着信振分機能」を追加した。1月17日より提供が開始される。

 音声認識型着信振分機能は、いわゆるコールセンターなどで導入されるIVR(自動音声応答機能)をIP電話で実現するもの。このサービスでは、1つの電話番号に着信したIP電話や加入者電話網、移動体網からの通話をNTT東日本のIP電話網に設置したIVRシステムでいったん応答し、事前に設定したユーザー企業の複数拠点(窓口)の外線番号に直接振り分ける。着信の振り分けは、発信者からのPB信号や発話内容を認識して実行される。

 ひかり電話のオプションサービスとして提供されるため、ユーザー側でIVRの装置を導入する必要がなく、転送に必要な回線や通話料を削減できるメリットがある。拠点間の着信振り分けを利用するには、ひかり電話ビジネスタイプの契約者である必要がある。

 サービスは、NTT東日本サービス提供エリアの全17都道県で提供される。料金は個別見積もりとなる。

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