NEC、Webアプリサーバ「ActiveGlobe WebOTX」の安定運用を支援するオプション製品

NECは、J2EE対応のWebアプリケーションサーバ「ActiveGlobe WebOTX」の安定的な運用を支援する「業務拡張オプション」の出荷を開始した。

» 2006年01月27日 15時21分 公開
[ITmedia]

 NECは1月27日、J2EE対応のWebアプリケーションサーバ「ActiveGlobe WebOTX」の機能を拡張して運用を支援する「業務拡張オプション」の出荷を開始した。

 ActiveGlobe WebOTX 業務拡張オプションは、複数のサーバにまたがって稼動しているWebアプリケーションサーバのダウンタイムを最小化するための拡張ツール。「ActiveGlobe WebOTX 業務デプロイメント」と「同業務トレース」の2種類がリリースされた。管理者の手作業による部分を極力省いて運用ミスの可能性を減らすとともに、万一障害が発生した際の解析、原因究明を支援し、迅速な復旧を支援するという。

 ActiveGlobe WebOTX 業務デプロイメントでは、複数のサーバにまたがって稼動しているWebアプリケーションについて、物理的なサーバマシンの配置やアプリケーションの構成を意識することなく、業務単位でデプロイおよび管理作業を行えるようにする。また、業務を停止することなく稼動中のアプリケーションの置き換え作業も行えるという。価格は115万円から。

 また、アプリケーションに障害が発生した際には、トレース情報が原因追求や解析の元となる。ActiveGlobe WebOTX 業務トレースでは、アプリケーションのソースコード修正やリコンパイルを行うことなく、統一された形式のトレース情報を出力する部品を自動的に組み込む機能が提供される。これにより、障害発生のタイミングを逃さず情報採取を行い、原因の切り分けと対応をより迅速に行えるよう支援する。価格は15万円から。

 NECは今後3年間で、ActiveGlobe WebOTX本体は6000システムの販売を目指し、そのうち60%でオプション製品の適用を見込むという。

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