NTTコムウェア、電子透かし検証でフィッシングサイトを見破る対策システム

NTTコムウェアは、電子透かし情報を検証することで、フィッシング詐欺サイトにアクセスすると警告を発する対策システム「PHISHCUT」を発表した。

» 2006年03月13日 19時45分 公開
[ITmedia]

 NTTコムウェアは3月13日、フィッシング詐欺サイトにアクセスし、重要な情報を送信しようとすると警告を発するフィッシング対策システム「PHISHCUT」を発表した。

 PHISHCUTは、正規のWebサイトに電子透かし情報を埋め込んでおき、アクセス時に、専用ソフトウェアとNTTコムウェアが提供する認証システムを通じてその情報を比較検証するシステムだ。金融機関やオンラインバンクなどが用意した正規のWebサイトとフィッシングサイトを見分け、詐欺の疑いがある場合は警告を表示する。

 特徴は、専用装置などを用意する必要がなく、Webサイト側に電子透かし情報を実装するだけで導入できること。透かし情報を検証するクライアント用ソフトウェアのダウンロードサイトや認証システムは、NTTコムウェアがASPとして提供する。

 価格は、1銀行の場合で、認証システムへのアクセスが1カ月に25万件以下の場合は月額50万円から。4月中旬より販売を開始し、銀行をはじめとする金融機関を中心に、3年間で6億円の売り上げを目指す。

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