ニフティ、19年間のパソコン通信サービスに幕

ニフティは3月末で「ワープロ・パソコン通信サービス」を終了する。既存のユーザーは@niftyのコンテンツへの切り替えが必要となる。

» 2006年03月31日 15時54分 公開
[ITmedia]

 ISPのニフティは、3月31日をもって「ワープロ・パソコン通信サービス」を終了することを明らかにした。同サービスは「NIFTY-Serve」として1987年4月に開始、以降19年にわたる運営に幕を閉じることになる。

 テキスト情報やコマンドベースのパソコン通信サービスとして始まり、1990年代のパソコン/ワープロユーザーのコミュニティー、情報網として機能したが、インターネットの普及とともに次第にユーザー数が減少した。1999年のインターネット版サービス「@nifty」開始後もインターネット接続環境のないユーザー向けに通信サービス継続したが、現在の利用者数は約2万人となっている。

 現時点で、ワープロ・パソコン通信のメール、フォーラム、掲示板といったサービスはほとんどがWebに移行しており、ニフティではWebサービスへの切り替えをユーザーに勧めている。

 なお、ユーザーIDとメールアドレスはインターネット上でもそのまま利用できるが、メールサービス用に継続利用されていた「niftyserve.or.jp」ドメインについては、2006年5月31日をもって終了する。

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