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» 2006年04月13日 19時05分 公開

自社の経験を反映、NTTデータが内部統制強化支援サービス群を提供

NTTデータは、自社の米SOX法対応の経験を反映させた、企業の内部統制強化を支援するサービス群を提供することを発表した。

[高橋睦美,ITmedia]

 NTTデータは4月13日、日本版SOX法への対応をにらみ、企業の内部統制強化を支援するサービス群を提供することを発表した。自社およびNTTグループが米国でSOX法対応を進めてきた経験をベースに、そこから得られたノウハウやテンプレートを活用していく点が特徴だ。

 2008年度決算からの適用が見込まれる日本版SOX法は、米SOX法に比べ、企業への負担を考慮して対象範囲が限定されているほか、ITへの対応が明確にうたわれている点がポイントとされている。NTTデータでは、こうした特徴を踏まえ、企業それぞれの状況や目的レベルに応じた内部統制の構築を、一連のサービスを通じて支援していく方針だ。

 サービスは大きく6種類に分かれており、内部統制後送の策定から可視化、文書化、評価/改善、モニタリングに至るまでの各フェーズを支援する。内部統制の仕組みやモデルを作り上げるだけでなく、それらが企業内に定着し、運用を回していくところまで支援する点が特徴の1つだという。

 まず内部統制を構築していく前提として、業務状況やITに関する全般的な診断を行う「内部統制診断サービス」、内部統制プロジェクトのプランニングを行う「内部統制基本構想策定サービス」という基本的なサービスが用意される。

 さらに、その構想に沿って内部統制の仕組みを構築していくフェーズとして「内部統制構築・文書化・実装コンサルティングサービス」、BPMや会計システムの構築といった分野を支援する「業務プロセス標準化・グループ連結経営管理システム構築サービス」、システムの開発やルール、運用管理システムの整備を通じてIT統制の構築/定着化を支援する「IT全般統制・ITマネジメントコンサルティングサービス」、ITILなどを適用して内部統制運用の定着を図る「システム運用標準化・運用管理システム構築サービス」が提供される。

 最大の特徴は、NTTグループの会計業務専門企業であるNTTビジネスアソシエと協業し、自社およびNTTグループが米SOX法対応を図った実績を踏まえ、グループ全体にまたがる業務プロセスの標準化などを支援するノウハウやテンプレート、ドキュメントを活用できることだ。

 また、「仕組みがうまく回らないと内部統制はうまくいかない。しかし、身の丈にあった仕組みを作らなければ、運用は回らなくなる」(同社法人ビジネス事業本部、コンサルティングビジネスユニット部長、岡野哲也氏)ことから、企業それぞれの状況や目標に応じた内部統制の仕組みと定着化の仕組み作りを支援していくという。

岡野氏 NTTデータ法人ビジネス事業本部、コンサルティングビジネスユニット部長の岡野哲也氏

 「監査という観点だけでなく、業務プロセスを効率化し、企業価値を向上させていく手段として内部統制の構築をとらえるべき」(同氏)

 サービスの価格は、内部統制基本構想策定サービスが2〜4カ月程度のコンサルティングで数千万円など。NTTデータでは200名規模の体制でサービスを展開し、今後3年間で関連ビジネスを含め数百億円規模の売り上げを目指すという。

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