不具合が報告されている月例パッチの修正版を、Microsoftが4月25日にリリースする。
米Microsoftは、不具合が報告されている「MS06-015」のパッチを修正したアップデート版をリリースする。同社セキュリティ対策センター(MSRC)が公式ブログで明らかにした。
MS06-015のパッチは、4月の月例パッチの一部としてリリースされた。これがHewlett-Packard(HP)のファイルアップロードソフト「Share-to-Web」旧版やバージョン61.94以前のNVIDIAドライバとの間で問題を起こすと報告されている(4月17日の記事参照)。
Microsoftはこのパッチのリエンジニアリングを終えており、これをテストしてから4月25日にリリースする予定だ。新しいパッチは、影響を受けるサードパーティーのソフトを「例外リスト」に加え、問題が起こらないようにするという。
MSRCは今問題を抱えているユーザーに対し、レジストリキーの修正や、問題のソフトを最新版にアップグレードするかアンインストールするなどの解決策を提示している。
これらの対策を取っていないユーザーで問題を抱えている場合、(自動アップデートが設定されていれば)4月25日に修正されたパッチが配信される。Microsoft UpdateやDownload Centerで手動でダウンロードすることもできる。
MS06-015のパッチをインストールしていて、問題が起きていないユーザーは、特に何もしなくていいとMSRCスタッフは述べている。
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