米Informatica、データインテグレーションハブ「PowerCenter 8」を正式出荷

米Informaticaは米国時間5月5日、データインテグレーションハブの最新版「Informatica PowerCenter 8」の正式出荷を開始した。日本での出荷は2006年第4四半期になる予定。

» 2006年05月12日 13時20分 公開
[ITmedia]

 米Informaticaは米国時間5月5日、データインテグレーションハブの最新版「Informatica PowerCenter 8」の正式出荷を開始した。

 今回が正式リリースとなる「PowerCenter 8」では、同社が買収したSimilarity Systemsの技術を盛り込んだ「Informatica Data Quality」「Informatica Data Explorer」の2ツールを追加し、さらに高いデータ品質の維持を可能にした。また、64ビット環境に対応させ、サポートプラットフォームを拡張したほか、「PowerExchange」のオプションにより「JD Edwards OneWorld」へのアクセス、「DB2/UDB」「IDMS」へのリアルタイムアクセス、業界標準のデータベース環境における変更データキャプチャなどが可能になった。

 さらに「Microsoft Visio」をベースにしたデータフローデザインツール「Informatica Data Stencil」も提供され、無償のVisoテンプレートを使用して、作成したフローをPowerCenter 8に自動マッピングしたり、PowerCenterマッピングからデータフローのビジュアルマップの作成を可能にしている。

 PowerCenter 8は先行リリースが2005年12月に出荷されており、既にBMW AG、DaimlerChrysler、FedEx、Gateway、Motorola、U.S. Postal Serviceなどが導入しているという。

 インフォマティカ・ジャパンによると、日本での出荷は2006年第4四半期になる予定だ。

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