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» 2006年05月18日 07時00分 公開

確実なコンプライアンス対策を実現する ドキュメント管理ソリューション:総合ベンダーが文書管理ソリューションを提供する意義とは? (1/2)

サーバやストレージなどのハードウェアベンダーであり、ソフトウェアベンダーでもある日立は、ドキュメント管理ソリューションを「今あるものをすべてつなぐ基盤製品」と位置付け、トータルなソリューションの提供を特徴としている。このソリューションには、日立のどのような製品が利用されているのか、全体像を見ていこう。

[ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「確実なコンプライアンス対策を実現する ドキュメント管理ソリューション」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


日立のソリューションの特徴は、ドキュメント管理を実現する基盤ソフトウェア「DocumentBroker」を中心としながらも、データベース「HiRDB」、ストレージ「SANRISE」にもコンプライアンス対応の改ざん防止機能を搭載。業務業種を問わず、さまざまな企業のニーズに対応するドキュメント管理ソリューションを、コンサルティングからハードウェアを含めた構築、運用支援に至るまで一括して提供していることだ。

あらゆるドキュメント管理機能を提供

 DocumentBrokerは、ドキュメント管理に必要なあらゆる機能がそれぞれ別コンポーネントとして提供されている。これらのコンポーネントを組み合わせ、業務の要件に応じたドキュメント管理システムを構築する仕組みだ。

 ドキュメント管理システムの基盤となる「DocumentBroker Server」は、文書登録、バージョン管理、ファイル構成管理、構造文書管理、文書間リレーションなどドキュメントを管理するための基本機能に加え、アクセス制御、ユーザー認証などのユーザー管理機能、アクセスログや処理内容を解析する統計機能などを搭載する。ドキュメントの保存先としてはHiRDBを利用。全文検索機能や自然文検索機能は、HiRDBのプラグインとして提供されている。ちなみに、全文検索機能はWord、Excel、PowerPoint、一太郎、PDF、XML/SGML、テキストなどのファイルを検索対象にでき、日立独自のインデックス方式により高速検索が可能だという。

 また、さまざまな環境に分散したドキュメントを一括収集する「DocumentBroker Collector」(図1)、収集したドキュメントの高度な検索が可能な「DocumentBroker Integrated Search Suite for J」などの収集機能を利用すれば、Webサーバ、Lotus Notes/Domino、SQL Server、Oracle Databaseなどに存在するドキュメントを一元的に管理できる。

ドキュメントを一括収集する「DocumentBroker Collector」

 このほか、富士ゼロックスの「DocuCentre」、キヤノンの「imageRUNNER」、リコーの「imagio」、コニカミノルタの「Sitios」などの複合機から紙文書やFAX受信文書を取り込んで登録する機能も提供(図2)。さらに、各種業務アプリケーションとの連携を実現するアプリケーション開発環境(Java+Webコンポーネント、C++クラスライブラリ、ASP+COMコンポーネントなど)も用意されいる。

複合機との連携を実現する「DocumentBroker イメージ登録」

 これらのコンポーネントから必要な機能のみを組み合わせ、ドキュメント管理システムを構築するのが日立のソリューションになる。そのため、DocumentBrokerによるシステム案件の約7割は、日立の直販だという。

ボリュームゾーン向けにはパッケージも

 基本的にユーザーニーズに合わせてドキュメント管理システムを構築するDocumentBrokerだが、利用パターンの決まっているボリュームゾーンに対しては、パッケージも用意している。例えば、ISO品質マニュアルの作成、管理と検索、参照を行う「ISO Document Management」、事務規定などの作成、管理と検索、参照を行う「事務規定Document Management 業務ナビゲーション」、医薬品業界向けに新薬製造承認申請資料や当局規制対応資料などの作成、管理機能を提供する「DocumentBroker Drug Document Management Suite」、紙文書をスキャンしてイメージデータの登録と検索、参照を行う「DocumentBroker 複合機ファイリングシステム」などのパッケージがある。これらのパッケージは、日立の子会社を含むパートナーベンダーからの提供が中心となっている。

 このほかにも日立では、金融、流通、製造、研究機関などのさまざまな業種向けにドキュメント管理システムを納入した実績を持っている。

DocumentBrokerによるドキュメント管理システムの例
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