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» 2006年06月26日 10時40分 公開

いかにしてWebサイトに来てもらうか?ゼロから始める中小企業IT化への道(1/2 ページ)

中小企業においても、自社サイトを持たない企業はまれな存在となった。しかし、誰にも知られないところで充実したサイトを作っていても意味がない。今回はどのようにしてサイトに訪れてもらうかの視点で見ていこう。

[伊嶋謙二,ITmedia]

顧客はなぜサイトに訪れるのか?

 中小企業が開設したWebサイトを「名刺代わり」に終わらせてはもったいない。Webサイトは使いようによっては、有効な営業ツールとなる。そのために前回は、顧客の視点に立ったサイトの充実が大切だと述べた。今回は、どうのようにして自社のサイトに訪れてもらうか、という視点で見ていこう。

 下記のグラフはノークリサーチが2005年に「ユーザーがどのようなタイミングでサイトを訪れるのか」を調査した結果だ。

サイトを訪れるタイミング ノークリサーチ「2005年版中堅・中小企業のITソリューションの実態と展望」

 73.2%と最も高いのは「その都度情報入手の必要が生じたとき」となっている。「メールマガジンが送られてきたとき」が34.3%と比較的効果が出ていると言える。最も目に触れる人が多いと思われる手段である「テレビCMを見たとき」は、わずかに5.6%にすぎない。

 このグラフは、ある製品の導入を検討したい場合、まず顧客はその製品やサービスのあるWebサイトを見に行くことから始めるということを物語っている。つまり、企業のWebサイトにとっては「有益な情報を定期的にユーザーに提供することができる」ことが必須要件となるはずだ。そうすれば、顧客は定期的にサイトに訪れてくれる。結果、サイトのアクセス数の増加につながり、ひいてはユーザーの満足度を高めることができる。

 そこで重要となるのが、自社サイトへのファーストコンタクト、どうやって顧客に最初の一歩を踏み出してもらうかである。アピール方法をいくつか挙げてみよう。

 まずは、インターネットを利用したアピール方法だ。

リンクを張り巡らせ、電子メールを使ってユーザーを誘い込む

 1つ目の方法としては、自社のサイトを別のサイトにリンクしてもらう方法だ。他サイトのコンテンツと連動させることで、同一の目的を持った他社のユーザーを自社にも引き込むことが目的となる。このようにリンクをたどる行為は、俗にネットサーフィンと言われているが、この方法ではより多くのサイトに自社へのリンクを張ってもらえるかが最重要になる。また、多くのユーザーを抱えるサイトにリンクしてもられれば、より多くの顧客を自社サイトへ誘導することができる。

 また、サイトのURLを電子メールに記載することで、電子メールを受け取った顧客を誘導する方法もある。そのためには、日常的にメールアドレスを収集し、管理することが必要だ。例えば、自社のサイトに会員制度を作り、会員になるとさらに質の高い情報を提供するなどのメリットを認めてもらいメールアドレスを取得する。このようにして得たメールアドレスに対してURLを記載したメールを送ることでサイトに誘導できる。この電子メールを一歩進めたものとしてメールマガジンがある。

 メールマガジンの最大の利点は、第一にコストがかからないことだろう。厳密に言えば、ネットワーク費用のみで多くの顧客に瞬時かつ簡単にアピールすることができる。先のグラフのように、サイトに訪れる理由として「メールマガジンが送られてきたとき」が34.3%と結果が出ていることからも、その効果が高いことが分かる。ただし、メールマガジンを発刊するには、その内容や更新頻度の高さが重要となる。このようなノウハウはすぐに得られるものではないので、発刊には事前の工夫が必要となる。

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