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» 2006年07月06日 11時55分 公開

最新ソフトウェア 今月の差分情報:SteelEye LifeKeeper for Windows(その1) (1/2)

テンアートニは2006年5月、Windows 版HA クラスタソフトウェアの最新バージョン「SteelEye LifeKeeper for Windows v5.2」を発売した。バージョン番号は、既存のパッケージ「v5.0」からわずかなアップだが、パフォーマンスを中心に大きく機能向上が図られた。まずは、LifeKeeperの特徴と、バージョンアップ点の概要を見てみよう。

[敦賀松太郎,ITmedia]

高い信頼性と容易な操作性の両立 中小規模の高可用システムに最適

 「システムを決して止めない」というニーズは、かつては交通システムなどの社会インフラ、あるいは大企業における一部の基幹業務システムに限定されたものだった。しかし、インターネット経由の商取引が一般化したことにより、24時間365日正常に連続稼働する高可用性は、システムや企業規模の大小にかかわらず、当たり前のニーズになりつつある。そうした高い可用性を実現するための方法の1つが「クラスタリング」である。

 クラスタリングは、稼働系と待機系という2 系統の同一構成ハードウェアを用意し、障害発生時やメンテナンス時に即座に切り替えて運用するという仕組みである。これまでも大規模なミッションクリティカルシステムを中心に採用されてきたが、システムにかかるコストは倍以上になるため、簡単に導入できるものではなかった。

 ところが、現在では中小規模のインターネットシステムでも24時間365日稼働が求められるようになり、決して止めないシステムの構築が必須となっている。クラスタリングの技術は、以前よりも重要度を大きく増しているが、システムに投資できるコストが限られるという現実もある。

 そこで注目されているのが、コストをかけずに高可用性システムを構築できるHAクラスタソフトウェアだ。テンアートニの「Ste elEye LifeKeeper」もそうしたHAクラスタソフトウェアの1つである。

 LifeKeeperはもともと、Linuxシステムの可用性を高めるHAクラスタソフトウェアとして誕生した。テンアートニによると、全世界で4000ライセンス以上、日本では2000ライセンス以上の導入実績があるという。Windows版が登場したのは、2004年7月の「SteelEyeLifeKeeper for Windows v4.2」が最初。2005年7月には「SteelEye LifeKeeper for Windows v5.0」へとバージョンアップし、テンアートニも本格的にWindowsクラスタ市場へ参入を果たした。

代表的なHAクラスタ構成例(共有ディスク環境)
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