杉並区、犯罪発生情報メールに電子証明書を付与する実証実験

杉並区は8月より、不審者情報や犯罪発生情報などを電子メールで住民に通知する「杉並区犯罪発生情報メール配信サービス」に電子証明書を付与する実証実験を開始する。

» 2006年07月06日 21時42分 公開
[ITmedia]

 杉並区は7月5日、不審者情報や犯罪発生情報などを電子メールで住民に通知する「杉並区犯罪発生情報メール配信サービス」において、電子証明書を付与する実証実験を8月1日より開始する。

 杉並区犯罪発生情報メール配信サービスは、安全・安心なまちづくりを目指し、住民が登録した携帯電話やPCに「空き巣・ひったくり情報」と「子ども見守り情報」を配信するもの。被害が増加しているなりすましやフィッシング詐欺対策として、8月より電子証明書付きのメールを配信する。

 電子証明書には、ビートラステッド・ジャパンの電子メール署名用証明書「SureMail」を採用。S/MIME対応の電子メールクライアントソフトでこれを検証することにより、これらの情報が杉並区危機管理対策課から送信されており、かつ改ざんが加えられていないことを証明できるようにする。

 ただし、利用環境の問題から、電子証明書付きのメール配信の対象はPCの利用者のみ。携帯電話での受信者には電子証明書を付けずに配信されるという。

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