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» 2006年07月18日 21時23分 公開

キーロガーやワンクリックウェアも検出するスパイウェア対策ソフトの新版

ウェブルート・ソフトウェアは、キーロガー検出機能などを盛り込んだスパイウェア対策ソフトの新バージョン「Spy Sweeper 5.0」の販売を開始した。

[高橋睦美,ITmedia]

 ウェブルート・ソフトウェアは7月18日、スパイウェア対策ソフトの新バージョン「Spy Sweeper 5.0」の販売を開始した。対応OSはWindows 2000/XPで、価格はパッケージ版が5880円、ダウンロード版が3800円。

 Spy Sweeperは、スパイウェアの検出、削除に特化したソフトウェア。ロボットによる同社独自のスパイウェア検出システム「Phileas」の情報を元に、最新のスパイウェアに対応できる点が特徴だ。また、ActiveXやBHO(ブラウザヘルパーオブジェクト)など、いくつかの種別ごとに不審なプログラムの侵入を防ぐ「スマートシールド」と呼ばれる技術も搭載している。

 新バージョンではユーザーインタフェースを改良したほか、キーロガータイプのスパイウェアを検出する「キーロガーシールド」をスマートシールドに追加した。また、OSのカーネル部分に潜むrootkitを使ってスパイウェアを隠す手法が増えてきていることから、rootkit対策機能も強化されている。

 さらに、日本特有のスパイウェアである「ワンクリックウェア」の検出にも対応した。ワンクリックウェアは、アダルトサイトや出会い系サイトに仕込まれており、画像などをクリックするだけで「登録が完了した」とし、料金を請求するものだ(関連記事)

 なおウェブルート・ソフトウェアのテクニカルサポートディレクター、野々下幸治氏によると、ワンクリックウェアによる被害もさることながら、セキュリティソフトを装ったスパイウェアの日本語化が進んでおり、注意が必要だという。

 こうしたスパイウェアは、対策ソフトウェアのように振る舞い、「あなたのPCはスパイウェアや悪意あるソフトに感染している」という警告を表示し、プログラムをインストールするよう勧めてくる。しかし実際には、セキュリティ対策ソフトとしての機能は何ら持っていない。それどころか、クレジット決済によってソフトウェアを購入するようしつこくメッセージを表示してくる。こうしたセキュリティ対策ソフトの押し売り行為には、IPAも注意を呼びかけている

 「昨年までは紹介ページだけが日本語化されていたが、今年は、インストール画面も含め完全に日本語化されている。それだけの利益が見込めるからだろう」(同氏)。しかも、こうした対策ソフトを装うスパイウェアを配布する人と作っている人は別々で、アフィリエイトによるビジネスモデルが出来上がりつつあることから、いっそうの注意が必要だとしている。

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