データセンターとマシンルームで使われているラックの寸法は規格化され、ラックマウント用のIT機器の標準化が進んだが、技術の発展に伴ってさまざまな問題が出てきている。次世代ラックシステムはいかにあるべきなのか。
データセンターとマシンルームで使われているラックの寸法は、IEC(国際電気標準会議)で1984年に規格化されたのが始まりだ(IEC 297-3規格)。その後、ほかの規格も策定され、現在では「TIA/EIA-310-D」という規格名で呼ばれることが多い。ラック寸法の標準化に伴い、ラックにマウントするIT機器の標準化も進んだが、既存の標準では対処できない問題も出てきている。
そこでAPCでは、Fortune 1000企業など90社を超える組織のマネジメント層にインタビューし、ラックに関係するニーズと問題点をとりまとめた。課題は18個に集約され、大きく 5つのグループ(経済性、可用性、メンテナンス/保守性、管理性、適応性/拡張性)に分類できた。このホワイトペーパーでは、その調査結果を紹介している。
結論としては、現在の設計方式と機器が抱えている最も深刻な問題は変化にすばやく適応できないことであり、次世代のラックシステムは可用性を改善し、変化するニーズに対応できるようになる必要があるとしている。
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