連載
» 2006年07月24日 08時00分 公開

Debian GNU/Linuxではじめるサーバ構築:第1回:Debian GNU/Linux のインストール(その2) (2/3)

[小川 弘幸(株式会社デフォッグ),ITmedia]

APTによるパッケージのダウンロードとインストール

 前回インストールされたのは基本となるシステムだけです。Linuxをサーバとして利用したり、クライアント機として利用する場合、基本システムに加えてさまざまなアプリケーションをインストールする必要があります。ここでは、用途に合わせたアプリケーションパッケージのインストールを行います。

APTの設定(パッケージの入手方法の設定)
 Debian GNU/Linux特有のパッケージ管理方法であるAPTの設定を行います。ここで設定した方法で最新パッケージのデータの取得を自動的に行うことが可能になります。外部のネットワークに接続されている環境であれば、httpもしくはftpを選択します。もしCD-ROMで新しいパッケージを取得したいのであれば、cdromを選択します。なお、今回はインターネットから取得するので“http”を選択します。

 APTはインターネット上(もしくはCD-ROMなどの指定している場所)から必要なパッケージを自動的に取得(ダウンロード)してインストールやアップデートなどを行うシステムです。最新のセキュリティアップデートに対しても使用できます。Windowsの「自動更新」と同様の動作をしますが、APTは関連している他の必要なパッケージがあれば順番も考慮してインストールを行います。

パッケージの入手方法を選択する

APTの設定(ダウンロード先サーバの設定)

 最新のパッケージをAPTで取得するために使用するミラーサイトのある国を選択します。基本的にはサーバを設置している国を選択します。今回は“日本”を選択します。

 Windowsではマイクロソフトのサイトからしかデータの取得はできませんが、Linuxの場合、最初に解説したように世界中の人々が開発に携わっています。おかげで多くのミラーサーバが存在しているので一番効率よく接続できるサーバを選択可能になっています。

パッケージダウンロードミラーの場所を指定する

APTの設定(サーバの設定)
 選択した国に存在しているミラーサーバを選択します。これは設置している環境や場所によって、最適なサーバが異なりますので、できるだけ近いサーバを選択します。

 サーバ選択後にProxy設定の質問もされますが、使用している環境に合わせて設定を行います。

ダウンロードに利用するミラーサーバを指定する

ソフトウェアの選択
 ここでは用途別にインストールするパッケージを選択できます。それぞれの用途でデフォルトのパッケージがあるのですが、今回は“手動でパッケージを選択”を選択します。

 次回以降で各サーバ設定を行うため、今回は最低限必要のパッケージのみインストールします。

 Linuxでは基本のシステムだけではほとんど何もできません。そのために最初にいくつかのパッケージをまとめてインストールしたほうが使いやすいといった面もあるのですが、管理者の意図しないパッケージも入ってしまいますので、今回は手動でパッケージを選択する方式で進めます。

インストールするパッケージを選択する

パッケージの取得
 先ほど設定したAPTの設定内容に従って、最新のパッケージを取得します。選択するソフトウェアを手動にしているので、基本的なパッケージしか取得しません。取得するパッケージの名称とダウンロード状況が画面に表示されますので、すべての取得が終わるまでそのまま待機します。

パッケージをダウンロードする

パッケージのインストール
 最新パッケージのダウンロードが完了したら、そのまま[続行]を選択して進みます。ここでダウンロードされたパッケージのインストールを自動的に行いますので、しばらく時間がかかります。

パッケージをインストールする

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