コラム
» 2006年08月17日 08時00分 公開

温故知新コラム:進化するマルチメディアパソコンとノスタルジー (1/2)

そのとき歴史が動いた───と言えば、あの人気番組。そして世の中に登場してから歴史の浅いコンピュータにも、その「瞬間」をいくつか挙げることができる。ここに紹介する「ビジュアル」もまさしくそのひとコマ───。

[松岡功,ITmedia]

「新しい価値を提案する製品をお届けしたい」

 パソコンメーカーの2005年夏商戦向け新製品の発表会が相次いでいた4月19日、富士通が東京・汐留の本社で満を持して戦略商品群を披露した。なかでも最も注目を集めたのが、テレビとパソコンの垣根を取り払った32型大画面液晶ディスプレイ搭載パソコン「FMV-DESKPOWER TX90L/D」。

 アナログ放送用2基、デジタル放送用1基の合計3基のテレビチューナーやDVDレコーダーを搭載し、3番組を同時に録画可能。500GBの大容量HDDでアナログ放送のテレビ番組なら最長483時間録画も。パソコン本体でデジタル放送をハイビジョン画質のままで見たり録画できる商品は国内初。ついにパソコンが家庭の居間に本格進出する日が来たと言わんばかりに、同社のパソコン事業を統括する伊藤公久経営執行役は冒頭のメッセージに力を込めた。

2005年4月19日に行われた富士通の新製品発表会で注目を集めた32型大画面液晶ディスプレイ搭載パソコン。説明に立つのは同社のパソコン事業を統括する伊藤公久経営執行役

 ふとそのとき、筆者の脳裏には、かつて富士通が同じメッセージを発して鳴り物入りで市場投入したパソコンが思い浮かんだ。

 その名は「FM TOWNS」。

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