アッカ、ウィルコム、マイクロソフトが「M2Mコンソーシアム」を設立

アッカ、ウィルコム、マイクロソフトの3社が、M2Mによる新しい市場開発の促進を目指すコンソーシアムを設立。ウィルコムはテレメタリングサービスとW-SIMのさらなる普及を狙う。

» 2006年09月06日 17時10分 公開
[ITmedia]

 アッカ・ネットワークス、ウィルコム、マイクロソフトは9月6日、「M2M」(Machine to Machine)のテクノロジー推進と市場開発を目的にした「M2Mコンソーシアム」を設立すると発表した。

 M2Mは電子化された機械同士をネットワーク接続し、遠隔監視/制御、データの自動取得/管理、利用効率の向上を目指すソリューションの総称。コンソーシアムでは、参加企業の交流や、ネットワークやOSについての技術情報の提供、展示会やセミナーによるユーザーへのM2M活用の啓蒙を目指す。また、産業分野別にワーキンググループを設置し、市場ごとのソリューションの検討、機械とネットワークの相互接続試験、ビジネスモデルの検討・構築を実施する。

 すでにエレベータや医療器具、飲料自販機など、PHS網を利用した企業向けテレメタリングサービスを行っているウィルコムは、このコンソーシアムを通じて、既存市場の拡大と潜在市場へのアクセスを目指す。

 また、M2M分野でのW-SIM普及も狙いの1つであり、今後は「WILLCOMコアモジュールフォーラム」(2005年12月20日の記事参照)との連携や連動もありうるという。

 設立発起人である3社のほか、アイテック阪神/アシストプラン/NECアクセステクニカ/オムロン/カシオ計算機/システムズナカシマ/ティーエスネット/ドーワテクノス/ドリームアーツ/トリニティーセキュリティーシステムズ/日新システムズ/日本ラントロニクス/ネット・インデックス/日立製作所 ワイヤレスインフォ ベンチャーカンパニー/ユニアデックス/ユニバーサルソリューションシステムズ/レブルシステムズ/VEC(Virtual Engineering Company)など、18の企業と団体が参加を予定している。

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