畜産品や生鮮食品の管理などで有名になった無線ICタグ。その利用分野は、商品管理だけではない。さまざまな分野での応用が期待されている、無線ICタグ情報を管理する製品が登場した。
畜産品や生鮮食品など、個別に商品管理を行いたい場合に便利なのがRFID(Radio Frequency Identification:無線ICタグ)だ。RFIDテクノロジーは商品管理だけでなく、さまざまな分野で利用可能だ。例えば、スーパーなどで各商品に無線ICタグを付ければ、どの商品の組み合わせが買い物カゴに入れられたかがわかるようになる。つまり、POS情報よりもより詳細な情報を入手できるようになるのである。
NECでは、このようなRFIDから取得した情報を管理するミドルウェアである「RFID Manager」を提供している。RFID Managerを対応するデバイス(RFIDリーダーなど)と組み合わせて使用すれば、無線ICタグの情報をアプリケーションを介さずに関連するサブシステムなどに受け渡すことができる。グローバル標準のEPCIS(Electronic Product Code Information Services)にも対応している。
ここでは、RFID Managerの機能、構成例などについて紹介する。
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