Citrix、「Dynamic Desktop」プロジェクトを発表

ユーザーごとに最適化されたデスクトップを、ネットワーク経由で提供する「Dynamic Desktop」プロジェクトを、Citrixが提唱。ハード・ソフト各社と共同でプロジェクトを推進する。

» 2006年10月24日 11時36分 公開
[ITmedia]

 米Citrixは10月23日、「Dynamic Desktop Initiative」プロジェクトを発表した。各ユーザーごとに最適化されたデスクトップ環境を、ネットワーク経由で提供することを目的としており、Dell、HP、IBM、Microsoftのほか、仮想化ベンダーのVMwareやXenSourceなどと共同でプロジェクトを推進する。

 Citrixが構想するDynamic Desktopは、個々のPCに配備するのではなく、ネットワークを経由してデスクトップ環境を提供するというもの。仮想化技術を利用することで、ユーザーは、常に同じデスクトップ環境を使用する場所やPCを選ばず利用できる。

 Citrixは、Dynamic Desktop Initiativeプロジェクトの一環として、「Desktop Broker」を発表。Desktop Brokerは「Citrix Presentation Server 4」のアドオンで、仮想化技術を利用して、セキュリティやユーザーのタイプに合わせた最適なデスクトップ環境を選択、供給する。Citrix Presentation Server 4のユーザーは、Desktop BrokerをWebサイトからダウンロードできる。その他のユーザーは、11月6日以降、トライアルバージョンのダウンロードが可能。

 Citrixではほかにも、2007年上半期に、Dynamic Desktop Initiativeプロジェクトに関連した製品ラインの導入を計画している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ