「Microsoft Dynamics CRM」のVista対応版が登場

MicrosoftのCRMアプリケーション「Microsoft Dynamics CRM」に、Windows VistaやOffice 2007に対応した新バージョンが発表された。

» 2006年11月08日 12時24分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月7日、同社のCRMアプリケーション「Microsoft Dynamics CRM」の、次世代OSのWindows VistaやOffice 2007対応の新バージョンを発表した。また、新しい購入オプションも併せて発表。標準的なボリュームライセンスに加え、モジュラーベースでのライセンスも可能になった。

 Microsoft Dynamics CRMは、MicrosoftのERPブランド「Microsoft Dynamics」の第1弾となるCRM製品で、Microsoft Exchangeのほか、Office製品との親和性が高いことが特徴。今回発表された新バージョンでは、リボン機能、数値をグラフィカルに表示するExcelの新機能、強化したセキュリティなど、VistaやOffice 2007の新機能が利用可能となった。Exchange Server 2007と組み合わせることで、Outlookに記録されたボイスメッセージを、Microsoft Dynamics CRMで自動的にフォローすることもできる。

 Microsoft Dynamics CRMは、ボリュームライセンスだけでなく、Microsoft DynamicsのERP製品に適用されているBusiness Ready LicensingやModular Based Licensingによる購入も可能となった。

 新バージョンのMicrosoft Dynamics CRMは、Office 2007のリリースと同時に提供を開始する予定。将来的には、18言語をサポートする見通しだという。サポート契約があれば、旧バージョンからのアップデートは無料となっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ