住友電工情報システムと野村総合研究所は、オープンソースのアプリケーション開発生産性を高めるソリューションを共同展開する。
住友電工情報システムと野村総合研究所は11月13日、オープンソースソフトウェア(OSS)によるアプリケーション開発の生産性を高めることを目的としたソリューションを共同展開すると発表した。
提携の第一弾として、住友電工情報システムのJava開発フレームワーク「楽々FrameworkII」と野村総研のOSSサポートサービス「OpenStandia」を一体化させた環境設計済みのパッケージを2007年1月に発売する。
このパッケージは、OpenStandiaがサポートするApache、Tomcat、PostgreSQLなどのOSSと楽々FrameworkIIの組み合わせを検証し、動作確認などの環境設計を済ませたもの。インストール時にミドルウェアからフレームワーク、サンプルアプリケーションまでのパラメーターを一括して設定でき、環境構築後もチューニング作業やシステムインフラの環境構築の作業を省力化して、システム全体の開発を効率的に進められる。
従来は、OSSを利用して業務アプリケーションを開発すると、開発者自身がアプリケーションの開発フレームワークや個々のオープンソースの検証、設定変更などの作業を行う必要があった。
このソリューションを導入することでコスト削減を図りながら、アプリケーション開発の生産性を向上させ、品質の高いシステムを開発できるようになるという。また、JBoss Application ServerやStrutsを基本構成に加えた拡張パッケージも発売される。
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