ソニー生命が情報システム運用を日本IBMにアウトソーシング、2割弱のコスト削減へ

日本IBMは2014年まで7年半、ソニー生命の情報システム運用を請け負うことになった。ソニー生命では、契約期間中、2割弱程度のコスト削減を見込んでいるという。

» 2006年11月21日 14時45分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エムは11月21日、ソニー生命保険から、同社の情報システムの運用管理・保守業務を請け負うことになったことを明らかにした。

 今回、アウトソーシングの対象となるのは、勘定系のメインフレームをはじめとする、すべてのサーバ群で、契約期間は、この10月から2014年3月までの7年6カ月。いずれも日本IBMのデータセンターで運用する。

 ソニー生命では、業務の拡大に伴ってサーバの数が増加してきており、サーバの効率的な運用管理と、そのために必要なさまざまな技術を効率的に調達する方法を検討した結果、日本IBMへのアウトソーシングを決定したという。

 メインフレームの運用管理・保守については、2000年4月から日本IBMがアウトソーシングで請け負ってきたが、今回新たに、CPUなどのITリソースをオンデマンドで提供するアウトソーシング契約を更新した。

 ソニー生命では、日本IBMのアウトソーシングを利用することにより、自社による運用管理業務の負担を軽減するとともに、運用管理の品質を高め、さらに契約期間を通じて2割弱程度のコスト削減を見込んでいるという。

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