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» 2007年02月14日 13時45分 公開

新局面に入った電子タグ活用:「ソースタギング」で見えない売れ筋を発見! (1/3)

電子タグ活用の実証実験は過去にも行われてきた。この2月に行われた実験は卸だけでなく、製造サイドも巻き込んだ取り組みだ。コスト削減だけでなく新しい情報活用の可能性が注目される。

[アイティセレクト]

婦人靴のサプライチェーンで実証実験

 NTTコムウェアは1月22日から2月12日まで、日本百貨店協会と連携し、経済産業省の主導で゜電子タグ活用による流通・物流の効率化実証実験」を行った。

 婦人靴を対象に小田急、京王、高島屋、東急、三越、阪急、井筒屋の7百貨店、19店舗の協力によって行われたこの実験の目玉は、電子タグを商品製造工程から貼付する「ソースタギング」の検証だ。使用されるソースタグはJAN(JapaneseArticleNumber)コードが印刷されたシールに電子タグを埋め込んだ一体型のもの。

 これまでは、リユースタグという厚みのあるリサイクル可能なタグを卸会社が靴の箱に付け、出荷していた。リユースタグは百貨店で使用後は回収され再利用されていた。しかし回収の手間などかネックとなり、普及への壁となっていたという。

 今回新たに使用したソースタグは製造工程の段階で、専用プリンターで印刷され工場で箱に貼られる。もちろん靴の箱にタグのシールを貼るのは卸会社が行うことも可能だ。ソースタグは一度使われたものは破棄される。

箱に貼られたソースタグ

 製造段階で一つひとつの箱にソースタグが貼られたものを卸会社を介して、小売の現場に到着する。専用のリーダーで検品をした後、まず在庫情報としてデータベースに蓄積される。小売側では、店頭に陳列するものに関しては、箱についているシールから電子タグの部分だけを切り離し、値札に貼り、靴と結びつけて陳列する。

陳列する商品には電子タグが値札として付けられる

 売り場では「店頭タッチパネルPC」という電子タグを読み取るパネルと一体となった台が用意されている。ここで、客は店頭に陳列されている電子タグ付の商品をパネルの上に置くことによって、在庫確認をすることができる。レジでも同様のシステムが備わっており、販売用の電子タグリーダーで販売情報を集積していく。

パネルに載せるだけで在庫確認が可能
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