AMDは1TFLOPSを超える性能を発揮する「Teraflop in a Box」システムを披露した。
米AMDは3月1日、T(テラ)FLOPSの壁を破る「Accelerated Computing」プラットフォームを披露した。
同社がプレスイベントで披露した「Teraflop in a Box」システムはこの技術を採用し、Microsoft Windows XP Professional、デュアルコアOpteron、AMDの次世代R600 Stream Processorsを2基搭載。R600は一般的なMADD(積和)演算を使って、1TFLOPS(1秒間に1兆回の演算)以上の性能を発揮するという。これは今日の高性能サーバプラットフォーム(100GFLOPS)の10倍の性能となる。
Accelerated Computingは、x86プロセッサと連係して、特定用途アプリケーション向けに効率的で柔軟な高速化を提供する専用「コプロセッサ」構想。企業はいつかこの技術を科学、医療、ビジネス、コンシューマーコンピューティングなどさまざまな用途に利用できるようになるとAMDは述べている。
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