「迷惑ソフトとは何か」、定義文書の完成版が公開

スパイウェア対策組織のAnti-Spyware Coalitionは、スパイウェアの見分け方について解説した文書を公開した。

» 2007年03月16日 10時56分 公開
[ITmedia]

 スパイウェア対策組織のAnti-Spyware Coalition(ASC)は3月15日、どんなソフトを「迷惑ソフト」とみなすかを具体的に定義した文書の完成版を公開した。

 スパイウェア対策ソフトで特定のソフトを「スパイウェア」に分類するかどうかの判断をめぐっては、時に論争が起きており、ASCの文書はこの問題の解決を目指したもの。

 文書の草案は1月に公開され、ASCで意見を募っていた(関連記事)。完成版の「Best Practices: Guidelines to Consider in the Evaluation of Potentially Unwanted Technologies」では、ASCが定めるスパイウェアの定義をもとに、各方面から寄せられた意見を反映。スパイウェア対策企業が問題のあるソフトを見分けるプロセスについて解説している。

 また、同時に公開された「Conflict Identification and Resolution Process」の文書では、ソフトをめぐるスパイウェア対策ツール間の対立を解消する道筋を示した。両文書とも、ASCのサイトで公開している。

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