メールの監査と暗号化をゲートウェイで両立、NECソフトが連携ソリューション

NECソフトは、「GURADIANWALL」と「PGP Universal」を連携させ、電子メールの暗号化と監査を両立させる「GUARDIANWALL+PGP」の販売を開始した。

» 2007年03月19日 14時47分 公開
[ITmedia]

 NECソフトは3月19日、電子メールフィルタリング製品「GURADIANWALL」に暗号化製品「PGP Universal」を連携させたセキュリティシステム「GUARDIANWALL+PGP」の販売を開始した。

 GUARDIANWALLは、キヤノンシステムソリューションズが開発した、企業向けの電子メールフィルタリング製品。組織が送受信する電子メールを、添付ファイルも含めすべて保存するとともに、指定したキーワードを含むメールなどを検査し、配送を制御することができる。

 一方のPGP Universalは、PGPが開発した電子メール暗号化製品だ。セキュリティポリシーに基づき、ゲートウェイ部分でメール本文と添付ファイルを一元的に暗号化する。このため、クライアント任せにすることなく、しかも高速にメールの暗号化を実施できる。

 両製品を組み合わせたGUARDIANWALL+PGPでは、電信メールのフィルタリングと暗号化をゲートウェイ部分で自動的に実施し、より安全なメール環境を実現するという。

 まずGUARDIANWALLで、サーバを通過するすべてのメールを検査し、保存する。そして送信許可が下りたメールのうち、個人情報や機密情報を含む重要なメールについては、PGP Universalによって自動的に暗号化し、外部に送信する。ユーザーに判断を委ね、負担をかけなくてもすむこと、メールデータの暗号化と監査を両立できることが特徴だ。

 NECソフトはGUARDIANWALL+PGPにより、内部統制の強化や情報漏洩対策を支援できるとしている。価格は、50ユーザーで289万円から。今後3年間で、システムインテグレーションや保守を含め約20億円の売り上げを見込む。

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