Yahoo!検索へのリダイレクトでフィッシングを未然に防止、タイプミスにも対応

Simplicitaが提供するシステムでは、フィッシングサイトやURLのタイプミスで表示されるエラーページをYahoo!の検索結果に置き換える。

» 2007年03月28日 11時24分 公開
[ITmedia]

 米SimplicitaはYahoo!と提携し、フィッシングサイトやエラーページをYahoo!の検索結果に置き換えるシステムを、インターネットサービスプロバイダー(ISP)向けに提供すると発表した。

 このシステムでは「Simplicita NXD」とYahoo!検索を統合。ユーザーが存在しないドメインをリクエストしたり、「www.yahoo.cmo」のようにURLをタイプミスした場合、Yahoo!の検索結果にリダイレクトする。これにより、悪質なサイトの閲覧やエラーメッセージの表示を防止する。

 表示されたYahoo!検索でISPの加入者がスポンサー付きリンクをクリックすると、ISPに収益が分配される仕組み。加入者側で設定を変更してオプトアウトしたり、プリファレンスを設定することも可能。

 システムはSimplicitaからISP向けに、即日無償提供を開始する。Simplicitaのボットネット対策セキュリティシステム「ZBX」と組み合わせて利用することも可能。

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