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» 2007年04月17日 16時21分 公開

コミュニケーションをあらゆる「現場」に NECがモバイル内線システムなど4製品を発表

NECは「オフィスから現場へ」をコンセプトに、コミュニケーション/情報共有にかかわる4つのソリューションを市場に投入する。

[堀見誠司,ITmedia]

 NECは4月17日、オフィスコミュニケーションの新コンセプト「UNIVERGEユビキタスワークプレース」を発表した。同社はこのコンセプトに基づく4つのソリューションを商品化する。

 UNIVERGEユビキタスワークプレースは、ITとネットワークを統合する同社の製品、サービスをオフィスコミュニケーション支援に適用しようというコンセプト。従来のコンセプト「ブロードバンドオフィス」では適用先がオフィス内に閉じていたが、今後は「工場のような生産現場や店舗のような販売現場、ホテルなどあらゆる現場にコミュニケーションサービスを通じて業務支援を拡大する」(UNIVERGEソリューション推進本部の星嘉一氏)。

画像 出張先の工場で本社と会議を行うというシナリオでのデモ。ユーザーのプレゼンス確認や文書共有ができる
画像 会議で使用した同じオフィス文書を無線LAN対応ケータイの画面で閲覧

 今回、同社はこのコンセプトに基づき、さまざまな職場の従業員が直感的に、安全かつシームレスに情報共有できるソリューションとして、(1)「役員会議」、(2)「モバイル文書閲覧」、(3)「どこでも内線」、(4)「テレワーク導入支援」の4つのUNIVERGEソリューションを製品としてリリースする。

 (1)は、キーボードやマウスを使わずにタッチパネル式ディスプレイや分かりやすいUIを用いて役員会議のペーパーレス化を実現する会議システム。(2)は携帯電話上でオフィス文書を閲覧できるソリューションで、認証や期限付きURLフィルタリング、ログ管理などのアクセス管理で情報漏えい対策も維持することができる。現時点はFOMA/無線LANデュアル端末の「N902iL」などのNTTドコモ端末が利用できるが、auを含めマルチキャリア展開も図る。

 (3)は、N902iLなどの無線LAN対応携帯端末とSIPサーバ、米VLIのFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスを組み合わせてIPベースのモバイル内線システムを実現するもの。最後の(4)は、(3)や電話帳、コミュニケーションポータル、Web会議、リモート接続など既存のUNIVERGEソリューションを生かして従業員のテレワーク支援環境を構築する。同社での先行事例で蓄えたノウハウを生かしたアセスメント、導入支援のコンサルティングも併せて実施する。

画像 「NGNを視野にUNIVERGEのビジネスを強化したい」と谷岸一善執行役員常務

 各ソリューションの価格と出荷時期は以下の通り。(2)と(3)については、大企業向けだけではなく中小企業向けのOneMillionソリューションの枠組みにも加える。

ソリューション 価格(税別) 出荷時期
役員会議ソリューション 2700万円から 2007年6月末
モバイル文書閲覧ソリューション 640万円から 2007年4月末
どこでも内線ソリューション 300万円から 2007年6月末
テレワーク導入支援ソリューション 個別見積もり 2007年6月末

 またNECは、UNIVERGE事業の強化策として、2005年10月に結んだグローバルでの米ユニシスとの協業関係を強化する。具体的には音声/動画などのユニファイドコミュニケーション領域におけるUNIVERGE製品の販売やマーケティングの体制を共同で整備していく。

 さらに同社は、IPテレフォニー系システムのミドルウェア「UNIVERGE OW5000」を開発・実行基盤とする業務アプリケーション連携ソリューションをパートナー企業と推進する。現在2000社を超えるパートナーを抱えるが、パートナープログラムを強化することで「現在の売り上げ3000億円を3、4年後には5000億円規模にしたい」(谷岸一善執行役員常務)考え。

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