サイオステクノロジーは、オープンソースソフトウェアに関するトータルサポートを行うサービス「サイオスOSSよろず相談室」の新設を発表した。
サイオステクノロジーは5月24日、オープンソースソフトウェア(OSS)に関する導入や運用、問い合わせ対応を行う「サイオスOSSよろず相談室」を新設、6月1日よりサービスを開始すると発表した。同社はRed HatのLiunxディストリビューションである「Red Hat Enterprise Linux」のサポートや、顧客の要望に応じたOSSの選定やソース解析などを2004年より行ってきた。これまでに蓄積されたノウハウをサポートサービスとして体系化し、窓口を一本化することで、OSSの導入や運用を全面的に支援する。
サイオスOSSよろず相談室の特徴は、守備範囲の広さにある。対象となるOSSは、Apache、Tomcat、PostgreSQL、sendmailなど計40種類以上となる。それ以外のOSSや別バージョンについても、個別対応が可能。またソース解析やパッチ提供を実施するほか、ソフトウェアの種類やバージョンなどの組み合わせの問題に個別に対応できる。
同社の喜多伸夫代表取締役社長は、「今後オープンソースが普及していくにつれて、トータルサポートサービスは必ず必要になる。顧客のニーズに即してサービスを増やし、よろず相談室を入り口として、あらゆるOSSの問題解決を支援したい。弊社のOSS事業の核となる」と説明した。
基本的に相談の受付、回答はメールで行われる。顧客は40種類以上のOSSのリストから必要なものを選び、年間での契約を締結する。価格は、5種類のOSS指定、月最大30時間対応などの内容からなる最小構成で、月額30万円からとなる。今後は年間で30契約を目標とする。
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