NTT東西間でひかり電話が接続できなくなった障害は、HDD交換時のデータエラーが原因だと判明した。
NTT東日本とNTT西日本は5月24日、23日午前に発生したIP電話サービス「ひかり電話」が東西間で接続できない障害について、原因を発表した。
この障害では、23日午前6時25分から約3時間半にわたってNTT東西間でひかり電話がつながらず、約318万回線に影響が出た。2社は、接続装置の制御ソフトウェアを再インストールすることで、午前10時6分にサービスを復旧させた。
2社によると、5月21日深夜にひかり電話中継網の中継系呼制御サーバのハードディスクを交換した際、担当者がコマンドパラメータを誤って投入し、HDD内のデータの一部が破壊されたという。だが、フェールセーフ機能が十分に機能せず、コマンドを「正常」なものと誤って受け付けため、担当者も正しく処理が行われたと判断した。
この結果、23日午前6時25分にシステムが破壊されたデータへアクセスした際にデータを正常に処理できず、システムがダウンした。2社では今後、HDD交換時の作業内容の確認を強化することで再発防止に努めるとしている。
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