NEC、NGNサービス基盤ソフトに2製品を追加

NECは、NGNサービス基盤ソフト「NC7000シリーズ」に、WebサービスAPIおよびFMCの機能を提供する新製品を追加した。

» 2007年05月31日 15時49分 公開
[ITmedia]

 NECは5月31日、通信事業者が企業向けにNGN(次世代ネットワーク)対応アプリケーションサービスを提供するためのソフトウェア群「NC7000シリーズ」に、新たに2製品を追加した。

 1つは、NC7000が提供する各種電話サービスを通信事業者がSOAP/XML言語を使ってアクセス制御付きのWebサービスAPIとして公開できるゲートウェイ製品「NC7000-WS」。通信事業者(キャリア)と提携するISP/ASP事業者や企業などは、キャリアがNC7000-WSで公開した各種サービスのAPIを通じて、呼制御やプレゼンス、メッセージ配信といった機能をWebサービスとして柔軟に組み合わせてアプリケーションを開発できる。テレコムWebサービスの業界標準「Parlay X」を採用しているのが特徴。

 もう1つの「NC7000-VC」は、FMC(Fixed Mobile Convergence)に必要な携帯音声端末のハンドオーバーを実現するソフトウェア。シームレスなハンドオーバー技術VCC(Voice Call Continuity)を採用し、携帯電話網から無線LANエリアにユーザーが移動する際、通話を切らさずにネットワークの切り替えを行うことが可能。また、通話の接続/切断制御など各種セッションコントロール機能と組み合せることができる。通信機器の標準仕様ATCA(AdvancedTCA)準拠のブレードサーバなどとと組み合わせて提供される。

 NECはNC7000シリーズを6月13日〜15日に開催される「Interop Tokyo 2007」の展示会に出展する。出展ブースのNC7000-VC展示コーナーでは、3G/無線LANデュアル端末を利用したVCCの実演も予定している。

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