アルファシステムズ、メモリ32Mバイトの教育用PCをOSSで再活用

松戸市教育委員会が所有する、Windows98搭載・メモリ32Mバイトの教育用パソコン1,000台を、KNOPPIXとOSSによってシンクライアント化。

» 2007年06月06日 20時50分 公開
[ITmedia]

 サポート期間から外れたWindows98およびMeを搭載するPCは、セキュリティ上の問題を懸念されつつも、いまだ多く利用されている。教育機関においても、全国の小中学校高校でこれらのPCが多数利用されており、状況の改善に苦慮している。

 千葉県松戸市教育委員会は保有する1,000台のWindows98マシンを再活用するため、松戸市教育情報センターやアルファシステムズとともにKNOPPIXを中心としたOSS(Open Source Software)にてシステムを構築。サーバからクライアントへ画面を転送するシンクライアント型で、メモリ32Mバイトのマシンを再び教育へ利用できる環境を整えた。

 シンクライアント化することによってサーバからの一括管理も可能となり、構築作業の手順化と講習とあわせて、導入・運用の予算も軽減される。

 松戸市教育委員会では、運用の状況を踏まえ、今後のさらなる導入も検討している。


 なお、本件のマシン実機は下記展示会にて紹介される。

New Education Expo 2007
期間 6月7日(木)〜 9日(土)
場所 東京ファッションタウンビル(TFTビル)

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