「社員は仕事で培った能力によってそれぞれ情報を蓄積していく」と話すのは、BEAでソーシャルコンピューティングのプロダクトマーケティングを担当するディレクター、アジェイ・ガンジー。情報やプロセスのギャップを埋めるべく、人はその分野の専門家の助けをしばしば借りるわけだが、そこで活躍が期待されるのが、Web2.0に代表されるソーシャルコンピューティングだ。
BEAではそのための一連のソリューションを「エンタープライズ・ソリューション・コンピューティング」と呼び、その第1弾をこの夏、日本市場にも投入する。BlogやWikiなどの機能を持ったWebアプリケーションを開発できる「AquaLogic Pages」、マッシュアップを活用したWebアプリケーションを開発できる「同Ensemble」、およびソーシャルブックマーキングやタギングでナレッジを容易に発見・共有できる「同Pathways」だ。
マーケティングを統括するサコーニ氏は、「SOA and Beyond」(SOA、そしてその先)と表現し、基盤技術の改善や周辺の技術の追加によって、よりパワフルなSOAソリューションが実現できると話す。
彼女が挙げたのは、ソーシャルコンピューティングのほか、「仮想化」や「Time and Event-Driven Computing」「エッジコンピューティング」「セマンティック技術」、および「360°プラットフォーム」の計6つの技術や製品だ。
「ミッションクリティカルなビジネスを遂行するための最も効率的な方法、それは絶えずイノベーションを続けるBEAのSOAだ」とサコーニ氏。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.