日本SGI、日本データベース学会にGordano Messaging Suiteを納入

日本データベース学会は、メール管理の負担を軽減すべく、日本SGIが提供する英Gordano社のメッセージングソリューション「Gordano Messaging Suite」を導入した。

» 2007年07月07日 04時32分 公開
[ITmedia]

日本SGIは7月6日、同社が提供している英Gordano社のメッセージングソリューション「Gordano Messaging Suite」(GMS)を日本データベース学会(DBSJ)のメールサーバに導入したことを明らかにした。DBSJはGMSをメーリングリストサーバとして利用している。

 GMSは、メールサーバをはじめ、Webメール、インスタントメッセージ、スケジューリング、コラボレーション、アーカイビング、アンチウイルス/スパムなどのコンポーネント化された機能を備えるメッセージングソリューションで2万サイト以上の導入実績を持つ。

 日本データベース学会は現在、約1700名の会員を擁しているが、学会のメーリングリストあてに配信されてくるメールについて、従来は独自のプログラムでスパムメールやウイルスメールの除去を行い、それで対応できないメールについては運用管理者が手作業でチェックしていた。今回、運用業務負担の軽減と情報セキュリティ強化を目的に、GMSをフルセットで導入している。

 GMSはスパムメールに対して、定義ファイルを使用する従来型のフィルタリング機能のほか、Commtouch Software社のRPD(Recurrent Pattern Detection)技術をベースとする動的なフィルタリング機能を備えているのが特徴。RPDは、配信されたメールのヘッダー情報をCommtouch社が運営する検出センターに送信、同センターが最新の情報を元にスパムまたはウイルスメールかどうかをチェックし、それをGMSのメールサーバに反映させる仕組みとなっており、言語やコンテンツ形式に依存しない画像ファイル形式でのスパムメールのフィルタリングや、ウイルス定義ファイルが作成される以前の疑いのあるメールも検出できる。

 日本データベース学会はメールサーバでの導入に続き、将来的には学会内でのグループウェアとしてもGMS活用する予定。

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