クリアスウィフトは、Webを介したコミュニケーションを包括的に管理するセキュリティアプライアンス「MIMEsweeper Web Appliance」を発表した。
クリアスウィフトは7月18日、Webを介したコミュニケーションを包括的に管理するセキュリティアプライアンス「MIMEsweeper Web Appliance」を発表した。9月1日から発売する。
MIMEsweeper Web Applianceは、Web上で発生するリスクを低減するアプライアンス製品。コンテンツの精査により機密情報などの社外流出を防ぐコンテンツフィルタ機能や、スパイウェア対策機能、ウイルス対策機能、URLフィルタリング機能といったWebセキュリティ機能を搭載している。
コンテンツフィルタ機能は、メールセキュリティアプライアンス「MIMEsweeper Email Appliance」(関連参照記事)と共通のエンジンを採用している。テキストの内容分析や、「InfoCage」や「Google Video」などさまざまファイル/コンテンツ形式の識別など、企業のセキュリティポリシーに沿ったコンテンツ制御ができる。例えば個人情報や機密情報の入った文書のみメールのやり取りを禁止したり、特定の部門以外の掲示板への書き込みを制限するといった運用が可能になる。
管理画面からEmail Applianceを統合管理できるのも強みだ。日本語に対応したWebインタフェースから直感的な作業ができる。またどの企業でも適用できる基本ポリシーをテンプレートとして提供するほか、ユーザー/組織などに分類したきめ細やかなポリシーが作成できるなど、多彩なポリシーのカスタマイズ機能も持つ。
同社が6月に行った情報システム管理者、企業経営層、および内部統制担当者向けのWeb2.0コンテンツ認識とセキュリティ意識の調査では、セキュリティポリシーを制定しているのは26.5%、モニタリングを実施しているのは26.9%となり、7割以上の企業でポリシー設定やモニタリングが行われていないことが改めて明らかとなった。英ClearSwiftのプロダクトマーケティングディレクター、アンディ・モリス氏は「メールやWebなどツールごとではなく、インターネットを介した情報の取り扱いに対してポリシーの制定や適用を行い、統一的なルールでセキュリティを制御していく」と同社のセキュリティ対策への取り組みを示した。
ユーザー数に応じたライセンスを提供するリーズナブルモデルと500ユーザー以上の企業に向けたエンタープライズモデルがある。価格は200万円から。
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