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» 2007年10月22日 17時26分 公開

ソフトバンクモバイルが冬モデル発表、Yahoo!モバイル検索にも新サービス

ソフトバンクモバイルは、携帯電話の冬モデル10機種を発表した。モバイル検索や楽曲サービスも強化する。

[國谷武史,ITmedia]

 ソフトバンクモバイルは10月22日、携帯電話の冬商戦向け新製品10機種を発表した。同時にYahoo!のモバイル検索や楽曲サービスの強化も発表。新製品は11月中旬から順次発売する。

冬モデルを発表する孫正義社長

 発表された冬モデルは、「THE PREMIUM」をコンセプトに、デザインや筐体の質感の向上に加え、ワンセグやマルチメディアデータ再生、電子マネー機能などを搭載するハイスペックモデル「820SH」「821SH」を中心に、ワンセグ機能搭載ながら薄型デザインにこだわったラインアップとなる。

 説明を行った孫正義社長は、「ボーダフォン買収から1年が経ち、ソフトバンクモバイルの特色を出した端末を用意できた。私自身が使いたいと思えるデザインにこだわった」と語った。

 820SHおよび821SHは、筐体表面にステンレスを採用し、金属の質感を強く印象付けるデザイン。2機種ともワンセグやWindows Media Audio(WMA)形式の楽曲再生、電子マネー「S! Felica」機能を搭載する。同社では2機種の発売に合わせ、楽曲管理ソフトウェア「S! ミュージックコネクト」の提供を開始する。同ソフトウェアでは、CDからWMA形式でPCに取り込んだ楽曲を携帯電話で再生でき、インターネット経由で約450万曲の楽曲購入もできる。

ハイエンドモデルとなる「821SH」

 薄型デザインモデルでは、「920SH」「822SH」を発売する。920SHは、シャープの液晶テレビブランド「AQUOS」を冠したAQUOSケータイの第4世代モデル。厚さは約18ミリメートルで、3.2型ワイドVGA液晶を搭載する。同製品は国際ローミングにも対応する。822SHは、厚さ約18ミリメートルで、3型ワイドQVGA液晶を搭載。重さは、AQUOSケータイシリーズ最軽量の約120グラムで、「920SHほどのスペックを必要としないユーザー向け」(孫社長)という。

 新機種ではこのほか、500万画素CMOSセンサやキセノンフラッシュを搭載する「PHOTOS 920SC」(サムソン電子製)、ワンセグの予約録画機能を搭載した「920T」(東芝製)、立体形状のキーボードを採用した「820P」(パナソニックモバイルコミュニケーション製)、鏡のような外部パネルを採用した「821P」、機動戦士ガンダムの人気キャラクター「ザク」をモチーフにした「913SH G TYPE-CHAR」、大型文字表示やシンプルなメニュー表示が可能な「GENT 812SH SII」がラインアップされている。

人気アニメーションや歌手のオリジナルデザインなどとコラボレーション「キャラケー(タイ)」も推進する

 ヤフーは、ソフトバンクモバイルの新製品発表と同日から、同社向けに提供するインターネットポータルサービス「Yahoo!ケータイ」で、新たな検索サービス「oneSearch」を開始した。

キーワードからユーザーニーズの高い検索結果を表示するoneSearch。天気や星座占いなども優先表示する

 oneSearchは、ユーザーが入力したキーワードから独自のアルゴリズムで検索したい内容を推測し、その内容を優先的に表示させる。例えばキーワードに地名を入力した場合に、その地域の地図を上位に表示させることができ、地名を2カ所入力した場合には経路検索を自動的に行う。このほか、著名人の名前を入力した場合に画像データを上位に表示させる、料理名からレシピを表示させるといったこともできる。

 孫社長によれば、Yahoo!ケータイの導入によってYahoo!のモバイルサイト利用者は66倍に伸びたという。従来の検索サービスでは、キーワードに関連するモバイルサイトが表示されるだけだったが、新サービスはユーザーニーズの最も高い検索結果を表示し、「数クリックで求める情報にアクセスできる環境を目指した」(孫社長)という。

 孫社長は、「Yahoo!モバイルにはNTTドコモやau(KDDI)からもアクセスできるが、グループとしての強みを生かしてモバイルとコンテンツを統合したサービスを優先的に提供していく」と話した。

“予想外”に好調

 発表後の質疑応答で、番号ポータビリティ制度(MNP)開始1年間の動向について、孫社長は「サービス開始当初は、当社が(他社に加入者を奪われる)草刈場になると心配していたが、端末やコンテンツ、インフラの拡充が市場に受け入れられ、良い手応えを感じている」と述べた。

 MNP制度では、KDDIが転入超過となる一方、NTTドコモは転出超過が続く。ソフトバンクモバイルも当初は転出超過となったものの、直近の数カ月は転入超過となった。なお、加入者純増数では同社が5月以降連続で首位に立っている。孫社長は、「番号を維持したいというよりも、番号が変わっても新しいサービスを利用したいというユーザーが圧倒的に多い印象」と話した。

 今後のサービス展開については、「料金面ではユーザーの誰もが安心して利用できるリーズナブルな内容を継続して訴求し、端末では上質な製品を当社の特色として打ち出していく」と語った。

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