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» 2007年11月02日 16時42分 公開

「11月11日、アルカイダがサイバー聖戦」のうわさ

イスラエルのオンラインマガジンが、アルカイダによるサイバー攻撃を報じているが、当局は懐疑的だ。

[Lisa Vaas,eWEEK]
eWEEK

 アルカイダが11月11日にサイバー聖戦を仕掛け、西側諸国、ユダヤ系、イスラエル、イスラム教の背教者、シーア派のWebサイトを攻撃する計画を立てているとする未確認の報道が流れている。

 この報道はイスラエルのオンライン軍事情報マガジンDEBKAfileによるもの。同サイトは10月30日に、テロ対策筋がインターネットでアラブ語の特別な発表を入手したと伝えた。

 同サイトによれば、オサマ・ビンラディン支持者が29日に、初日に15の標的サイトにサイバー攻撃を仕掛けてスキルを試し、その後「数十万人のイスラム教徒のハッカーが多数の反イスラムサイトに対して行動を起こす」までサイバー聖戦を拡大すると発表した。

 情報筋はDEBKAfileに、アルカイダのサイトを熱心に追跡していた米国諜報員が、最初の発表の直後にサイトをつぶしたと語った。30日にはサイトが復旧し、イスラム教のファイアウォールが「異教徒の攻撃」を退けたと主張したと伝えられている。

 アルカイダはまた、各国の治安機関の目をすり抜ける「難攻不落の」電子メールネットワークを誇っていると言われている。志願者がこのネットワークに参加して、命令を受け取っているという。

 「われわれの情報筋は、アルカイダの命令は単純な言葉で下され、標的によってセクションごとにまとめられていると話した」とDEBKAfileの記事には書かれている。「何らかの理由で戦場では戦えない殉教希望者に、インターネットで聖戦の義務を果たすよう提案する。バーチャル殉教者は『戦場』での聖戦と同じスリルと高揚感を保証されている」

 西側諸国の諜報機関が新しいテロサイトを見つけては、サイトが立ち上がるとすぐにオフラインにしていることに対し、オサマ・ビンラディンのテログループが報復をもくろんでいると考えられている。

 アルカイダは同時に数十の新しいサイトを立ち上げることで西側の攻撃を妨害し、諜報員はあわててサイトをつぶしていた。だが最近ではこうした電子軍拡競争でアルカイダの工作員が腕を上げており、西側が攻撃に長けてきているにもかかわらず、テロサイトをオンラインに保っていられる時間が長くなっている。

 DEBKAfileによると、「ビンラディンのサイバー部隊が反撃している」という。

 攻撃は「Electronic Jihad 2.0」というソフトウェアキットにより実行されるだろうと、Secure Computingのテクノロジーエバンジェリズム担当副社長ポール・ヘンリー氏はさまざまな報道機関に語っている。このソフトは3年ほど前から使われており、攻撃者がダウンロードして分散型サービス拒否(DoS)攻撃を仕掛けられるよう、簡単に構成できるようになっていると伝えられている。

 深刻な話に思えるが、多くの捜査当局関係者はDEBKAfileの報道を疑わしいとしている。それにはもっともな理由がある。サイバー聖戦にまつわるうわさがインターネットユーザーの想像力をとらえたのはこれが初めてではない。2004年8月26日にイスラム教聖戦主義者の持続的、破壊的なサイバー攻撃が起きると言われたこともあったが、まったく根拠のないうわさだということが判明した。

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