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» 2007年11月22日 08時18分 公開

モバイルセキュリティ市場に相次いで参入するシマンテックとマカフィー

SymantecとMcAfeeが、新たにモバイルセキュリティ分野へ進出する計画を明らかにした。競合する両社は、モバイルプラットフォームを保護する製品で参入する。

[Brian Prince,eWEEK]
eWEEK

 Symantecは11月20日に、「Norton Smartphone Security」をリリースした。「Windows Mobile」および「Symbian OS」に対応した同製品は、「Norton Antivirus」技術を利用し、SMS(Short Message Service)向けのファイアウォール機能やスパム対策機能を提供する。前日の11月19日には、McAfeeが「VirusScan Mobile」を発表していた。

 McAfeeがスポンサーとなり、Informa Telecoms & Mediaが実施した調査結果が2月に公表されているが、これによると、調査対象となったモバイル事業者200社のうち83%がモバイルデバイスの感染被害に遭っており、モバイルマルウェアの蔓延を経験している約半数の事業者が、過去3か月以内にそうした事態が勃発したと回答しているという。ただし、10万台以上のモバイルデバイスがマルウェアに侵された事例はわずか5件しか発生していないと、同報告書は述べている。モバイルデバイスユーザーの総数からすれば、微々たる被害と言ってよいだろう。大半のセキュリティ侵害事件における被害デバイス数は、100〜1000台の間だったという。

 Symantecの開発担当上級ディレクター、ビンセント・ウィーファー氏は、モバイルデバイスを用いて金融取引を行ったり、個人データにアクセスしたりするユーザーが増えるにしたがって、金銭的な利益を求めてモバイル分野に手を伸ばすハッカーも多くなると指摘している。モバイルデバイスに対する脅威といえば、一般的には従来から存在するワームやウイルスといったものを想像しがちだと、同氏は話す。

 「だが実際は、これらの脅威が猛威を振るっていた時代は過ぎ去り、IDや情報資産、暗証番号などが窃盗の標的になる、詐欺至上主義とも言うべき時代が到来しつつある。着信メロディをダウンロードし、電話をかけるばかりでなく、利用者が携帯電話を介して本格的にオンライン取引を始めるようになれば、米国もそうした時代に突入するはずだ」と、同氏はeWEEKのインタビューに答えた。

 McAfee VirusScan Mobileのリリースによって同社の「Triple Play」製品は3本の柱がそろうことになり、「McAfee Total Protection」もしくは「McAfee Internet Security Suite」を購入するユーザーは、McAfee VirusScan Mobileを追加料金無しで入手できる。

 McAfee VirusScan Mobileは、「Microsoft Windows Mobile 5 Smartphone」および「Windows Mobile 6 Standard Edition」搭載デバイスに対応している。受信/送信データに含まれる悪質なコードをスキャンし、モバイルデータおよびファイルの監視・分析を行うことで、SMSやMMS(Multimedia Message Service)、電子メールを狙った攻撃を防ぐという。

 McAfeeのコンシューマ・モバイル・小規模ビジネス担当副社長兼ゼネラルマネージャーを務めるトッド・ゲブハート氏は、「現在では電子メールから決済まであらゆるものを含むようになったモバイルインターネットの使用形態とモバイルセキュリティは、脅威の拡散を背景にますます重視されるようになるだろう。いずれもまだそれほど広まってはいないが、McAfee Avert Labsはすでに、異なるモバイル対象攻撃を450種類も確認している。デバイスや個人情報を脅かすウイルスやスパイウェアなどが中心だ」と、声明の中で語っている。

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