サイベース、災害対策ソリューションを提供

情報管理ソフトウェアを提供するサイベースは、災害やシステム障害発生時にデータを保護する製品「Mirror Activator」および「ディザスタリカバリパッケージ」を発表した。

» 2007年11月29日 21時50分 公開
[ITmedia]

 サイベースは11月29日、災害時などの業務継続を支援するソフトウェア「Mirror Activator」および「ディザスタリカバリパッケージ」を発表した。12月5日から提供開始される。

 Mirror Activatorは、遠隔地間のデータを複製するための製品。変更されたログデータだけを本番システムのデータベースから待機システムに転送しデータの同期を図る。これにより、本番および待機システム間の通信帯域を最小化し通信コストを削減できるほか、トランザクションの整合性を保つ。

 EMCの「SRDFソフトウェア」やSymantecの「Veritas Volume Replicator」など障害復旧用のストレージレプリケーションソリューションと連携することでログの同期転送が可能となり、本番システムが使用不能となった場合でもデータ損失せずにシステムを切り替える。

 ディザスタリカバリパッケージは、大規模向けデータベース管理システム「Sybase Adaptive Server Enterprise」とデータベース間のデータ移動を管理するミドルウェア「Sybase Replication Server」の2つのコンポーネントで構成される。Replication Serverは待機システムとして常時稼動状態になっているため、災害やシステム障害時にも本番システムのデータを瞬時に引き継ぐことができるという。

 価格は、Mirror Activatorが1462万5000円から、ディザスタリカバリパッケージは389万9000円。

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