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» 2007年12月21日 16時19分 公開

沈黙を破ったIEチーム、IE 8を語る (1/2)

「願望ではなくて事実を伝えたかった」として、これまでIEのロードマップを語らなかった開発チームが、ついに沈黙を破った。

[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 米Microsoftがついに、Internet Explorer(IE)の次期リリースについて公に話し始めた。IE 8の最初のβ版を2008年前半に提供する予定だ。

 IE開発チームはまた、IE 8は進歩的な機能を備え、Web開発者、デザイナー、インターネットコンテンツ企業が複数のプラットフォームとバージョン向けに従来よりもリッチなユーザー体験を開発できるようにすると同時に、IE 7でCSSの改良により起きた問題のように、Webを壊すことはないと約束している。

 Microsoftの広報担当者は、IE 7、特にパッチとアップデートに関する今後の計画についてのコメントを控え、「現段階で公表する新しい情報はない」と語った。

 IEチームは標準モードのIE 8が「Acid2 Browser Test」を正しくレンダリングできるようになったことを明らかにし、これを公式ブログで「マイルストーン」としている。このテストは、ブラウザが複数のWeb標準にどのくらい対応しているかを測るものだ。

 「Acid2ページを正しく表示できるのは、標準に準拠していることを示すいい指標だ。だがAcid2自体はWeb標準やWeb標準準拠テストではない。このテストを提供しているWeb Standards ProjectはWeb標準策定団体ではなく、支持団体だ」とIEチームのジェネラルマネジャー、ディーン・ハカモビッチ氏はブログで述べている。

 真の業界標準、デファクトスタンダード、オープン標準など多くの種類のWeb標準があることを認めつつ、ハカモビッチ氏はIE 8の重要な目的は、開発者がブラウザごとに同じサイトを何度も書かなくてもいいように、相互運用性を確立することだと語っている。

 「標準と相互運用性に関して、IE 8開発における目標は、既存のWebを壊すことなく、適切な標準を優れた実装でサポートすることだ。IE 8で、既にIE 6および7に対応している多数のWebページが動作し続け、新たなWebページの開発が相互運用性の点でもっと容易になるように、標準サポートと後方互換性を改善しなくてはならない」(同氏)

 NPD Groupのソフトウェア業界分析ディレクター、クリス・スウェンソン氏はこれに賛成で、IE 8がAcid2テストに通ったという発表は、Web開発者にとって重要だと言う。複数のブラウザに合わせてサイトを調整するのにかかる時間が減るからだという。

 Acid2は「最重要のWeb標準準拠テストというわけではないし、実際にテストの一部はまだ完成していない」ことを認めつつも、スウェンソン氏は、ブラウザが最新の主要標準に準拠しているか調べるのに適したいいテストだとしている。

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