WindowsのTCP/IP脆弱性、実証Flashムービーが公開

Microsoftが「実際の攻撃はあり得ない」としていた脆弱性を悪用する様子がFlashムービーで公開された。

» 2008年01月31日 11時16分 公開
[ITmedia]

 Microsoftが1月の月例パッチで対処したWindowsのTCP/IP処理の脆弱性について、実際に悪用できることを示すFlashムービーが公開された。SANS Internet Storm Centerなどが1月30日付で伝えた。

 このFlashムービーはセキュリティ企業のImmunityが公開し、Windows XPでTCP/IPの脆弱性を突いて攻撃を仕掛ける様子が示されている。

 Microsoftは1月8日にこの脆弱性の修正パッチ(MS08-001)を公開。その時点で同社Security Vulnerability Research & Defenseブログは「実際に悪用するのは困難で、(攻撃は)ほとんどあり得ない」と解説していた。

 TCP/IP処理の脆弱性はWindows XPとVistaで特に深刻度が高い。今回のFlashムービー公開により、早期適用の必要性が一層強まったといえる。

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