――先ほどチャットを利用するとありましたが、コミュニケーションツールはどのように使い分けていますか?
涌本 メールだとタイムラグがあったり、形式的だったりします。ちょっと話したいとかちょっと聞きたいという時にはSametimeを使いますね。緊急度が高い時もSametimeですね。
松本 「ちょっといいですか」と投げて、相手がOKなら歩いて座席に行って話をしたりしますね。Sametimeだと大量の情報を伝えることはできなので、個人的には対面で話すきっかけとして使うことが多いです。
堀 軽い情報のやりとりで使うよね。
松本 例えば企画書の内容については、チャットだけでは難しいです。
堀 あとは電話とWeb会議。相手の画面とこちらの画面をシェアできるツールがあるんですよ。そのシステムと電話を使ってコミュニケーションを図ることは多いです。特に海外など対面で話せない遠隔地の人と話す時に使います。
栗林 チャットにはラフなイメージを持っていたので、会社に入って上司に「チャットで連絡して」と言われた時は戸惑いましたが、逆に親しい関係になりやすいツールでもあるかなと思いました。
三好 Sametimeだったら、上の人とも話すきっかけを得られやすいです。
松本 上の人に気軽に直接話し掛けるのは難しいよね。
三好 忙しそうにしてる時は特にね。
涌本 逆に上の立場の人も私たちにチャットで「最近どうだ?」と気軽に言ってくれます。
三好 いずれにせよ、Sametimeはコミュニケーションのきっかけだと思います。チャットで相手が時間があるかどうかを確認して、きちんと話をしたいのであれば座席に向かうことが多いです。
涌本 海外とのコミュニケーションだと、言語の違いもあるので、会話では伝わらない部分を文字に書いて詳しく伝えることができます。
三好 海外とやりとりをする時は、日本人は電話より文字の方がやりやすいと思います。電話だと聞き逃してしまうこともあるけど、文字だとログが残りますので。
堀 Sametimeがあれば自宅でも作業できます。例えば、夜寝る前にちょっと思い出したことがあっても、相手がオンラインであれば気兼ねなくメッセージを送ることができます。電話だと躊躇(ちゅうちょ)するし、海外だと時差があるのでさらに時間帯を気にしてしまいます。
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