IBM、150億ドルの自社株買い戻し計画を発表

うち120億ドル分の自社株買い戻しを年内に実施する予定。これを織り込み、通年の1株当たり純利益予想を上方修正している。

» 2008年02月27日 08時26分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月26日、同社取締役会が、自社株買い戻しに新たに150億ドルを充てる計画を承認したと発表した。同社の自社株買い戻し資金は、既に承認済みの資金残高と合わせると、約154億ドルとなる。

 同社は、うち120億ドル分の自社株買い戻しを年内に実施する予定。1株当たり純利益への影響は年間5セント程度となる見込みで、この結果、2008年通年の1株当たり純利益は8.25ドル以上となる見通しだという。従来の業績予想では、通年の1株当たり純利益を8.20〜8.30ドルとみていた。

 サミュエル・J・パルミサーノ会長兼CEOは、自社株買いは「1株当たり純利益向上のための、2010年へ向けたロードマップの鍵となる要素だ」と説明している。

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