GNOME Evolutionに脆弱性。Linuxベンダーがアップデート公開

GNOMEの個人情報管理ツール「Evolution」に脆弱性が見つかり、US-CERTがアップデート適用を呼びかけている。

» 2008年03月10日 07時23分 公開
[ITmedia]

 統合デスクトップ環境GNOMEの個人情報管理ツール「Evolution」に脆弱性が見つかった。US-CERTはユーザーと管理者に対し、できるだけ早期のアップデート適用を呼びかけている。

 セキュリティ企業Secuniaのアドバイザリーによると、Evolutionで暗号化されたメールのデータを表示する際にフォーマットストリングエラーが発生する。ユーザーが悪質な電子メールを選択すると、脆弱性が悪用され、システムを制御される可能性がある。

 脆弱性はバージョン2.12.3で確認された。Secuniaのリスク評価は5段階評価で上から2番目に危険度が高い「Highly critical」となっている。

 Ubuntu、DebianなどのLinuxディストリビューションでは、この脆弱性に対処したアップデートが公開されている。

関連キーワード

脆弱性 | Linux | Debian | Ubuntu


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ