FAXの送信ミスを撲滅する――富士ゼロックスが新システム

富士ゼロックスは、FAXの誤送信が原因となる情報漏えいの防止を目的とした新システムを発売する。

» 2008年03月24日 14時56分 公開
[ITmedia]

 富士ゼロックスは3月24日、FAXの誤送信を防止する「ファクス誤送信抑止システム」を4月14日に発売すると発表した。情報漏えい対策などに活用できる。

 同システムは、デジタル複合機「ApeosPort」シリーズと日本オプロが開発したソフトウェア「F抑 Ver4.0 for Apeos Business Center Edition」を連携させ、FAX送信の作業を細かいステップごとにシステム化することで送信ミスを回避する。

 FAX送信者がApeosPortやPCから、事前に登録した送信先へFAXを送ろうとすると、管理者の電子メールにFAXで送信する内容(宛先、原稿データ)が通知される。管理者が内容を確認して送信を許可すると、相手先にFAXを送信する仕組み。送信先をシステムに新規登録する際には、PCから試験送信して相手先が確認できた場合にのみ情報を登録する。

 同社では事務サービス部門で試験し、このシステムを商用化した。また、システムの設計・構築サービス、導入教育などのサポートメニューも提供する予定だという。価格は、F抑 Ver4.0 for Apeos Business Center Editionが185万円。ApeosPortで同システムを利用するためのライセンス料が10台分の場合で39万5000円となっている。

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