新入社員が社会人生活をスタートさせた4月1日――IT業界では社長が決意を新たに訓示を述べた。ITおよび通信各社の社長の声を集めた。
新入社員が社会人生活をスタートさせた4月1日――IT業界では社長が決意を新たに訓示を述べた。ITおよび通信各社の社長の声を集めた。
新しい時代の働き方を創造しよう。皆さんは世界約38万人のIBMerの一員となった。IBMは各国が持つ経営資源を世界規模で最適化し、世界中の顧客の要望に的確に応える。価値を届けるためには、国や文化による差異を全世界の社員が尊重し合い、異なる意見をぶつけ合い、シナジーとしての新たな価値を生み出すことが不可欠だ。テクノロジーの活用で、顧客との接点はますます多様になってきた。距離や時間、手法など従来の枠にとらわれない新しい時代の働き方を一緒に創造しよう。
これまでは気が合う人々と興味があることに大半の時間を費やしてきたと思うが、これからはそれが許されない場合も出てくる。社会、会社の枠組み、文化、文脈の中で生きるにあたって、そのルールに慣れてほしい。最初の3カ月は体系立って勉強できる最後のチャンスとなる新入社員研修がある。技術や知識、製品やサービスについて理解を深め、会社の仕組み、各組織の働きなど多面的な視野を持ち勉強してほしい。研修期間やビジネスの実践を経て戦力となった皆さんと一緒に働くのを楽しみにしている。
この秋に新本社ビルに移転し、約2000名の社員が集結する。新社員に以下の5つを伝えたい。1.オラクルの価値、全体像を理解してほしい。お客様、市場、仕事上のパートナーなどステークホルダーの価値を考えてほしい。2.自分の役割を明確に理解してほしい。3.自律と自立。4.グローバルの視線でのキャリア。5.両親、兄弟、友人への感謝の気持ちを忘れないでほしい。
プロフェッショナルになってほしい。有名なゴルフプレーヤー石川遼さんは最近プロ宣言をした。違いはプロはお金をもらうこと。皆さんも給与をもらうが、支払っているのは、社長でも、日本HPでもなくお客様だ。皆さんはHPというブランド(のれん)で仕事を始める。お客様は実は、HPではなく、まずは皆さんののれんと仕事をしたがっている。本当のプロは自分ののれんを確立している。プロ意識を高めてお客様のビジネスに貢献してほしい。
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