日本CA、バックアップソリューションの新版「ARCserve Backup r12」を発表

日本版SOX法を始めとするコンプライアンス対応の強化や、BCP(Business Continuity Plan)をサポートするソリューションとして、日本CAはバックアップソリューションの新版を発表した。

» 2008年04月08日 15時19分 公開
[ITmedia]

 日本CAは、企業内で重要なデータを効率的にバックアップすることを目的に一元管理機能やセキュリティ機能を強化した新版バックアップソリューションの新版となる「CA ARCserve Backup r12」を発表した。

 最新版では一元管理機能が強化され、ジョブやデバイス管理、カタログやライセンスまでを集中管理できるようになった。また、セキュリティ強化も図り、エージェントでの暗号化実現に加え、ARCserveサーバおよびテープドライブでも暗号化を可能にした(「Enterprise Module」オプションが必要)。ほかにも稼働環境として、Windows Server 2008、および64ビットWindowsプラットフォーム(Itaniumを含む)への対応、VMware仮想環境サポートを拡張した。さらに、デバイス管理機能の簡略化、Disaster Recovery Optionの強化なども含まれている。

 なお、日本CAはリリースの中で、4月から施行された日本版SOX法を始めとするコンプライアンス対応強化の背景や、BCP(事業継続計画)の重要性が高まりを受けて、企業には資産情報やデータを効果的に保護・管理することに加え、データセキュリティやアクセスコントロールを適切にすることが求められ、バックアップソリューションの進化形として新製品の機能強化が実現したとコメントしている。

 価格は最小構成で15万円から。5月下旬から出荷開始する。対応するサーバ環境は、Microsoft Exchange Server 2007、SQL Server 2005、SharePoint 2007、Oracle Database 11gなど。OSは、Windows Server 2000/2003/2008などとなっている。

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