コラム
» 2008年04月12日 15時00分 公開

オタク女子はどこへ消えた?(2/3 ページ)

[Deb Perelman,eWEEK]
eWEEK

 2016年にかけて、コンピュータおよび数理科学関連職は他職種を上回るペースで成長すると米国労働省統計局が予測している一方、いまだに多くの人々がドットコム・バブルを引き合いに出して、テクノロジー分野に就職するのは危険だと言う。

 「ドットコム・バブルが弾けた2001年、この業界にはもう仕事がなくなるとだれもが考えた。それから1年ほどは確かにその通りだったかもしれないが、ここ5年間IT業界で働いてきた人々に話を聞いてみると、みな一様にずっと人手が足りなかったと答える。特に女子学生が安定性の欠如を気にしていたのではないだろうか」(ブロック氏)

 女性技術者に情報を提供しているWebgrrls Internationalの最高技術責任者(CTO)、ネリー・ユスポヴァ氏は、プログラミング作業そのものが社外へアウトソースされたとしても、委託IT業者と企業サイドをうまく取り持つことのできる人物には、仕事をするチャンスが残っていると話す。

 「コンピュータ科学の知識があり、関係者全員と意思疎通する能力を持ち合わせているなら、こうした役割はコミュニケーションを重視する仕事を好む女性にこそ適していると言えるかもしれない」(ユスポヴァ氏)

 また、女子の関心をテクノロジーに向けるためのプログラムのほとんどが、彼女たちがほかのものを追いかけるようになったあとに始められる点を問題視する声もある。

 「高校生になる頃には、女子はすでに数学とコンピュータ科学は男子のものという考えに染まってしまっている」(ブロック氏)

 女子高校生に向けた啓発プログラムでさえ、テクノロジー業界の仕事は「カッコいい」というメッセージを彼女らに伝えるには時機を逸しているという。ユスポヴァ氏は、「一部の調査では、女子は早ければ12歳になるまでに――今はもっと下かもしれないが――自分で自分を社会的なイメージの型にはめ、オタクに見られないようバカっぽく振る舞って男子の歓心を買うとの結果が出ている」と述べた。

 女性のIT業界進出を促進しているNCWITという組織のCEOであるルーシー・サンダース氏は、米国の教育制度に欠陥があるため、女子が早くから技術に興味を失う事態が発生していると指摘する。

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